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環境ニュース[国内]

イギリス環境・食糧・農村地域省、固形尿素肥料からのアンモニア排出削減に関する意見募集を開始

環境行政 環境モニタリング】 【掲載日】2020.11.19 【情報源】/2020.11.03 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、植物や作物の栽培に使用する固形尿素肥料から排出されるアンモニアの削減方法について今後12週間意見を募集する。アンモニア排出は、自然生息地、河川・湖、及び人間の健康に有害である。イギリスのアンモニア排出の87%が農業由来である。同国政府はアンモニア排出を2020年までに2005年比で8%、2030年までに16%減少させることを約束している。
 アンモニアは、他の汚染物質(窒素酸化物、二酸化硫黄)と反応し、循環・呼吸器に有害な微小粒子状物質(PM2.5)を生成する。また土壌の過剰窒素・酸性化の原因となり、一部植物種の成長を妨げ生物多様性に影響を及ぼし、重要な炭素吸収源である泥炭地にもダメージを与える。DEFRAでは、費用効果の高い選択肢として、固形尿素肥料の全面禁止、ウレアーゼ阻害剤(尿素からアンモニウムへの変換を遅らせる化学物質)の追加による肥料の安定化、散布期間の制限(1月15日〜3月31日のみ散布可能)を示した。
 DEFRAは尿素肥料の他にも、農業からのアンモニア排出削減のため、低排出の農業散布技術の利用、スラリー貯蔵カバーの義務付け、新畜舎の基準設定等に取り組んでいる。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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