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環境ニュース[国内]

大阪市大で試薬瓶23本に入った核燃料物質を発見

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.03.25 【情報源】文部科学省/2005.03.23 発表

 平成17年3月23日、大阪市立大学理学研究科・工学研究科(大阪市住吉区)内で、試薬瓶23本に入った酢酸ウラニル、硝酸ウラニル、硝酸トリウム、酸化トリウム、ウラニルアセテート廃液、酢酸ウラン廃液など核燃料物質と核原料物質であるウラン鉱石がみつかったとの報告が、同大から文部科学省に寄せられた。
 発見された酢酸ウラニル、硝酸ウラニル、硝酸トリウム、酸化トリウムの量は計683グラム、ウラニルアセテート廃液、酢酸ウラン廃液の量は計330ミリリットル、ウラン鉱石の重量は約270グラム。 
 今回の発見は17年2月に文部科学省が全国の放射線障害防止法対象事業所・約4,800事業所に対し、放射線管理区域内外に長年放置されている放射性同位元素がないかを17年3月末までに点検し、報告するよう通知したことに対応し、同工場内を調査した結果、発見されたもの。
 23日中に文部科学省職員が現地に赴き、確認調査を行ったところでは、発見された核燃料物質は施錠管理された倉庫に保管されており、倉庫表面の放射線量は1時間あたり最大0.08マイクロシーベルトで安全上問題のないレベル。
 文科省はさらに大阪市大に保管管理上の安全確保策を指導したほか、今回の試薬瓶が放置されていた経緯を調査し、対策と併せて報告するよう要請した。【文部科学省】

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