一般財団法人環境イノベーション情報機構
除草剤耐性を持つ組換えダイズなど13件 拡散防止策をとらない使用承認への意見募集開始
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.03.11 【情報源】環境省/2005.03.11 発表
遺伝子組換え生物を環境中への拡散防止策をとらないで使用する(遺伝子組換え生物取扱い法の第1種使用に該当する)事例の承認申請が13件提出されたことから、環境省と農林水産省はこれらの事例の承認について平成17年3月17日まで意見募集を実施することにした。遺伝子組換え生物取扱い法では、第1種使用を行う場合に、主務大臣が学識経験者の意見を参考としながら、生物多様性への影響の度合いを判断し使用承認の可否を決定することになっている。
今回、意見募集を行う事例は3社・2独立行政法人から提出された除草剤グルホシネート耐性のワタ、ダイズ、テンサイ、スギ花粉症予防効果ペプチド含有イネ、いもち病・白葉枯病抵抗性イネ5種、半矮性イネ、直立葉半矮性イネ、コウチュウ目害虫抵抗性トウモロコシ、耐熱性αアミラーゼ産生トウモロコシ。
学識経験者からの意見聴取の結果では13件いずれについても生物多様性への影響がないとされており、環境省と農林水産省では今回の意見募集結果で問題がみつからなければ、基本的に使用を承認する方針。【環境省】