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環境ニュース[国内]

原発の告発情報1件の調査結果公開 17年1月31日までの調査終了分

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.02.01 【情報源】原子力安全・保安院/2005.01.31 発表

 原子力安全・保安院内に設置された「原子力施設安全情報申告調査委員会」は平成17年1月31日付けで、原子力施設に関する告発情報1件に対する調査結果を公表した。
 今回公表された告発情報は16年12月17日から17年1月31日までの間に裏付け調査が完了したもの。
 告発はFAXにより寄せられたもので、「中部電力(株)浜岡原発4号機建設時に、コンクリート骨材納入業者がアルカリ骨材反応試験(注1)の試験結果を偽造し、有害な骨材を納入した。また5号機にも同様の骨材が納入された可能性が高い」と指摘するもの。
 ただしこの件については、すでに先行するマスコミ報道があり、中部電力がアルカリ骨材反応試験不正は事実であったとの調査結果をまとめ、再発防止策とともに16年10月12日に保安院に提出済み。原子力安全・保安院もこの報告を踏まえて現地調査を行い、「浜岡原発の1〜5号機とも現時点で安全性が確保されている」と評価をまとめている。
 このことから、今回の原子力施設安全情報申告調査委員会では「新たな情報はないため、追加的な調査は行わない」と結論した。

(注1)骨材に含まれる反応性シリカ鉱物や炭酸塩岩がコンクリート中のアルカリ性水溶液と反応し、コンクリートのひび割れ現象(アルカリ骨材反応)を発生させないよう、あらかじめ骨材の反応性を測る試験。【原子力安全・保安院】

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