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環境ニュース[国内]

国有林「レクリエーションの森」の見直し方向性骨子案への意見募集実施

自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2004.12.24 【情報源】林野庁/2004.12.22 発表

 林野庁は平成16年12月22日、「レクリエーションの森」についての取組みの見直し方向性骨子案を公表し、この案について17年1月21日まで意見募集を行うことにした。
 「レクリエーションの森」は全国の国有林の中から特に美しい森林、景勝地周辺の森林、野外レクリエーションに適した森林、自然観察に適した森林として林野庁が選定した森のこと。選定は昭和48年に開始され、選定後は一般に開放されている。
 15年4月1日現在で全国に1,254か所、40万9,000ヘクタール分が選定されており、その森が持っている特色やその望ましい利用形態に応じて、さらに自然休養林自然観察教育林、風景林、森林スポーツ林、野外スポーツ地域、風致探勝林−−の6種に区分されている。
 今回の骨子案は、余暇活動の多様化などの状況変化に対応し、利用者ニーズに即して、量から質へ「レクリエーションの森」についての取組み方針を転換することをめざしたもの。
 (1)著しく利用が少なかったり、整備・維持管理が期待できない地区の廃止を含めた設定の見直し、(2)活動プログラムや情報提供などソフトの充実、(3)自然環境保全と施設の効率的管理に寄与するきめ細かな利用区分の実施と経済的な自立に向けた新支援者誘導−−など見直しの基本的な考え方を示し、検討委員会を設置し、これらの方針に沿って「レクリエーションの森」の管理経営全般を検討するとした。
 なお検討委員会では、設定の見直しのほか、ボランティア・NPO、企業による整備・維持管理への参加、安全管理対策、利用者からの「受益者負担」徴収拡大策、利用者の満足度を高める魅力あるソフト対策、自然環境保全を重視したヒューマン・グリーン・プラン(注1)の見直し、周辺の里山との連携・地域振興、全国展開に先駆けた先行プロジェクトの選定−−などを検討するとしている。

(注1)国有林野内に民間活力を活用したスポーツ施設、保健休養施設、滞在施設の整備をめざしたリゾート法にもとづく事業計画。【林野庁】

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