一般財団法人環境イノベーション情報機構
第7回内分泌攪乱化学物質問題国際シンポが名古屋で開催
【健康・化学物質 環境ホルモン】 【掲載日】2004.12.20 【情報源】環境省/2004.12.20 発表
平成16年12月5日から17日まで、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で環境省主催の「第7回内分泌攪乱化学物質問題に関する国際シンポジウム」が開催された。このシンポジウムは(1)世界各国の内分泌攪乱化学物質問題への取組状況の情報を共有化する、(2)内分泌攪乱化学物質問題の研究の方向性について議論する、(3)化学物質対策について各方面の関係者と意見交換を行う−−の3点を目的に開催されたもの。
15日には、一般向けプログラムとして、北里大学教授の養老孟司氏による「ホルモンのはたらき(予定)」と題する特別講演、子どもたちへの環境教育をテーマにした「環境ホルモン問題をどう伝えていきますか」と題するパネルディスカッションが実施されたほか、研究者や行政担当者がこれまでの研究活動や取組み、今後の施策の方向性について説明した。
また16、17日の専門家向けプログラムでは、内外の専門家40名を招へいし、「基礎科学」、「野生生物」、「曝露」、「人への健康影響」、「今後の研究の方向性」、「リスクコミュニケーション」の6つのセッションで発表が行われ、会場との質疑応答を含め活発な議論が繰り広げられた。【環境省】