一般財団法人環境イノベーション情報機構
EUエネルギー閣僚理事会 再生可能エネルギー拡大のための路線を決定
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2004.12.13 【情報源】/2004.11.29 発表
EUのエネルギー閣僚理事会が、11月29日、ブリュッセルで開催され、EUにおける再生可能エネルギー拡大のための路線が採択された。これは、2005年に、欧州委員会が、再生可能エネルギーのこれまでの発展に関する包括的な報告書と2010年以降の目標値を提出すること、及びそれらを基礎に、2007年に、EUが再生可能エネルギー拡大推進政策と2020年までの目標値を決定することを定めるものである。
さらに、欧州委員会が進めるエネルギープログラム「欧州のためのスマートなエネルギー(Intelligent Energy for Europe)」など、コミュニティレベルへの支援の積極的な導入や、構造基金と連帯基金の対象事業に再生可能エネルギー事業を加えることを支持することが盛り込まれている。
ドイツのトリッティン環境大臣は、この採択を歓迎し、次のコメントを発表した。「欧州で地球温暖化対策の目標を達成するために、再生可能エネルギーを迅速に拡大することが必要である。ドイツは、2010年までに、総電力需要の12.5%を再生可能エネルギーで供給することを目標にしているが、現在、既に、10%を達成しており、目標実現に向けて、最善の道を歩んでいるといえる。再生可能エネルギー法により、私たちは、投資に対する信頼性の基盤を生み出し、風力エネルギーだけでなく、太陽、地熱、バイオマスといったエネルギー源の促進も実現している。」【ドイツ連邦環境省】