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環境ニュース[国内]

モントリオール議定書第16回締約国会合、臭化メチル06年使用承認量で紛糾

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2004.11.29 【情報源】環境省/2004.11.29 発表

 2004年11月22日から26日まで、チェコ共和国のプラハで「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書第16回締約国会合」が開催された。
 この会議には締約国の代表約380名、国際機関、産業界、NGOから約140名が参加。
 (1)オゾン層破壊物質の違法貿易撲滅のための今後の国際的な取組みに関する研究項目策定、(2)ぜんそく用定量吸入薬にクロロフルオロカーボン(CFC)を使用するための不可欠用途(代替困難で特例として使用が認められる用途)申請の承認、(3)モントリオール議定書多数国間基金の06〜08年の資金補填レベルを決める業務指
示書の内容、(4)モントリオール議定書の締結後20年にあたる07年を「国際オゾン層年」とすること−−などが決定したが、05年から不可欠用途以外は先進国での消費・生産が全廃される臭化メチルについて、第15回締約国会議に続き議論が紛糾した。  
 議論の結果、(5)先進各国から提出された05年追加分の臭化メチル不可欠用途申請がほぼ各国の申請量どおり承認された一方、06年分については各国申請量を暫定的に認めた上で、技術・経済評価委員会(TEAP)内の臭化メチル技術選択肢委員会(MBTOC)が再評価し、その結果を臨時締約国会合を開催し議論することになった。
 臨時締約国会合は05年7月開催の見込み。【環境省】

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