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環境ニュース[国内]

食品中残留農薬のポジティブリスト制導入についてのアンケート結果を公表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2004.11.24 【情報源】厚生労働省/2004.11.22 発表

 食品中残留農薬、動物用医薬品、飼料添加物のうち、残留基準が設定されていないものを一定量以上を含む食品の流通を原則禁止する「ポジティブリスト制度(注1)」を、平成18年5月から施行することをめざしている厚生労働省は、16年6月開催の同制度についての意見交換会参加者に対して行ったアンケート調査の結果をまとめ、16年11月22日に公表した。
 アンケートに回答したのは当日参加者164名のうちの138名(回答率84.1%)。参加の理由としては「ポジティブリスト制の取組み内容を知るため」と答えた人が57.3%と最も多く、「リスクコミュニケーションについて知るため(8.7%)」「ポジティブリスト制導入について意見を表明するため(3.6%)」 との答えが続いた。
 一方参加した感想としては「演者の説明がおおむね理解できた(45.7%)」「理解できた(10.1%)」との回答が多く、「あまりできなかったは7.3%にとどまった。
 ポジディブリスト制について問題と感じる要素を具体的に聞いた質問では「内容が理解されないまま話が進んでいる」、「コーデックス基準を食の背景が違う日本に機械的に当てはめている」、「一律基準の設定方法が不明瞭で基準が本当に安全か消費者への説得力がない」などの意見が寄せられていた。

(注1)制度案では残留基準が設定されていない食品中残留農薬、動物用医薬品、飼料添加物に一律基準をあてはめ、基準以上含有していた農産物の流通を全面禁止するとしている。【厚生労働省】

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