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環境ニュース[国内]

第2回パリMOU・東京MOU合同閣僚級会議が閉幕

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2004.11.10 【情報源】国土交通省/2004.11.09 発表

 2004年11月2日(現地時間)からカナダのバンクーバーで開催されていた第2回「パリMOU・東京MOU合同閣僚級会議」が翌3日、参加各国が「責任の輪の強化に向けて」と題する閣僚宣言に署名し閉幕した。
 パリMOU・東京MOU合同閣僚級会議はポートステートコントロール(PSC 注1)に関する欧州・北大西洋地域の協力組織である「パリMOU(Memorandum of Understanding on PSC)」加盟国と、アジア太平洋地域の協力組織である「東京MOU」の加盟国のPSC政策協調・強化を目的とした会議。第1回会議では両MOU間の連携を強化し条約の基準を満たさない船舶(サブスタンダード船)を排除していくとの閣僚宣言を採択した。
 しかしその後の規制強化、PSC強化にもかかわらず、サブスタンダード船に起因する海難事故や海洋汚染問題が発生していることを踏まえ、今回署名された「責任の輪の強化に向けて」では、(1)危険性の高い船舶の特定強化、PSC強化、関係条約加入促進、IMOによる加盟国監査スキームなどの推進−−をMOU加盟国が協調して行っていくこと、(2)PSC検査官と用船者、保険業者などの海事関係者と「責任の輪」を形成しそれぞれが責任を果たしていくこと−−などの行動内容を盛り込み、サブスタンダード船を排除するとの強い意思をアピールした。

(注1)寄港国側が入港した外国船舶の安全、環境保全に関する海洋条約遵守状況を監督する制度。【国土交通省】

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