家庭から排出される食品廃棄物のリサイクルを促進めざし研究会設置

　農林水産省では、家庭から排出される食品廃棄物のリサイクルを促進するために、環境省と連携を図り「家庭系食品廃棄物リサイクル研究会」を設置した。
　平成１３年５月１日に施行された「食品リサイクル法」では、食品関連事業者に対して、食品廃棄物などの発生抑制や減量化、リサイクルに取り組むことを義務づけているが、年間約２千万トン発生しているとみられる食品廃棄物の半分を排出している一般家庭については、廃棄物発生抑制と再生利用品の利用を求めるにとどまっている。
　しかし、食品資源の有効利用と食品廃棄物の排出抑制を図るという食品リサイクル法の趣旨を実現するためには、家庭から排出される食品廃棄物についても、リサイクルへの取組みを促進していくことが必要であるため、この研究会を設置することとした。【農林水産省】