一般財団法人環境イノベーション情報機構
大阪国際空港、騒音対策でジェット機発着削減へ
【大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2004.09.29 【情報源】国土交通省/2004.09.29 発表
平成15年11獅ノ国土交通省が大阪国際空港周辺で実施した航空機騒音測定調査で、11年の調査より騒音が増加していたことが判明したことを受け、同省は平成16年9月29日付けで、ジェット機枠の削減などを内容とする大阪国際空港の運用見直し内容を発表した。15年の調査では、ジェット機の1日あたりの発着が11年の230便から250便に増え、機種としてもB−747機など騒音値の大きい大型ジェット機の発着が増加していたことが騒音増加要因であると分析されている。
このことを踏まえ、国交省が発表した今回の見直し内容は、(1)騒音が大きい3発ジェット機、4発ジェット機の就航を段階的に禁止する、(2)ジェット機枠1日250枠のうちYS代替ジェット機枠50枠を段階的に削減、プロペラ機枠へ振り替え、19年4月1日からはジェット機枠200枠・プロペラ機枠170枠とする、(3)ジェット機削減に向け大阪国際空港のジェット機枠を中・近距離路線に優先的に使用し、長距離路線に使用しないよう努める−−というもの。
これらの内容は空港周辺11市で構成される大阪国際空港騒音対策協議会との協議内容、航空会社との調整、パブリックコメント結果を踏まえて作成されている。【国土交通省】