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環境ニュース[国内]

ブラッドショー自然保護大臣 王立キュー・ガーデンの生物多様庭園を訪ねる

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2004.08.19 【情報源】/2004.08.03 発表

 イギリスのベン・ブラッドショー自然保護大臣は、8月3日、王室庭園キュー・ガーデンにある、環境・食糧・地方事業省の生物多様庭園を訪れた。この庭園は、自然池のまわりに、イギリス固有の植物や植物生態系を配置したもので、2003年のキュー・ガーデン・サマーフェスティバルのために設計された。
 この庭園は、3つのメッセージ、すなわち(1)湿地帯の生息地、カワウソやミズハタネズミが消失の危機にあること、(2)農業・環境スキームなど、環境・食糧・地方事業省の生物多様性政策や目標が、どのようにバランスを回復しようとしているのか、(3)イギリスで最も多様性に富んだ生息地の一つを知ってもらい、庭園の水生態系が、いかに保護に役立つか理解してもらう というメッセージを伝えるもの。
 環境・食糧・地方事業省は、2003/04年度に、本庭園の設計及び建設のために、3万5000ポンド(約700万円)を支出した。今年度は一切支出していない。
 本来は、昨年1年だけの公開を予定して設計されたものであるが、評判がよいため、キュー・ガーデンは、もう1年残したいとしている。将来、庭園が残るかどうかは、庭園のこれからの保存状態とキュー・ガーデンの計画次第である。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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