一般財団法人環境イノベーション情報機構
汚泥・し尿の海洋投入処分禁止について意見を募集中
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2001.06.11 【情報源】環境省/2001.06.11 発表
環境省では、中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会廃棄物処理基準等専門委員会での検討結果を踏まえ、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」に規定する一般廃棄物処理基準での海洋投入処分基準について改正を行う予定であるが、この改正について、広く意見を募集している。現在、処理済みのし尿や浄化槽汚泥は、船舶から海洋投入処分が可能になっているが、こうした処理は海洋環境に負荷を与える可能性があり、廃棄物その他の物の投棄による海洋汚染の防止に関する条約(ロンドン条約)96年議定書が発効した際には、環境アセスメントの実施等必要な措置が求められる。
このため、今回の改正の内容は、処理済みの汚泥・し尿であっても、「硫酸第一鉄または塩化第二鉄を0.1%以上混入しているか、粉砕したもの」について、海洋投入処分を禁止するもの。公布から3年以内の施行を考えている。
なお、意見募集締め切りは平成13年6月29日(必着)まで。【環境省】