一般財団法人環境イノベーション情報機構
15年度食料・農業・農村白書のあらましを音声テープ化
【環境行政 行政資料】 【掲載日】2004.06.28 【情報源】農林水産省/2004.06.28 発表
農林水産省は平成16年6月28日、「平成15年度食料・農業・農村白書のあらまし」の内容を視覚障害者に理解してもらうために、音声テープを作成したと発表した。今回の白書は「第1章 食料の安定供給システムの構築」、「第2章 農業の持続的な発展と構造改革の加速化」、「第3章 活力ある美しい農村と循環型社会の実現」と食料・農業・農村で各1章ずつ設けた3章構成。
食料については食品安全委員会の設置など新たな食品安全行政体制やリスクコミュニケーションの実施など食の安全性確保に向けた取り組みを紹介したほか、農業については米、麦、大豆についての政策改革の取り組みや課題を整理した。
また農村については、バイオマス資源の循環、里山の生態系形成など、農業が持つ機能と環境のかかわりについての基本的な考え方を明らかにしたほか、農業用水や景観、生態系など農村が持つ資源の維持管理についての負担が過疎化・高齢化の中で、農業従事者に集中しつつある実態が課題として紹介されている。
なおこのテープは全国の盲学校、点字図書館、福祉施設に(財)すこやか食生活協会を通じて配布するほか、地方農政局・都道府県にも配布する。【農林水産省】