一般財団法人環境イノベーション情報機構
「航路標識整備事業景観形成ガイドライン」をホームページから公開
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2004.06.15 【情報源】海上保安庁/2004.06.10 発表
海上保安庁は平成16年6月10日、同庁ホームページに「航路標識整備事業景観形成ガイドライン」の内容を掲載した。このガイドライン15年7月に同省が策定した「美しい国づくり政策大綱」の中に、国土交通省の職員が事業執行の各段階で活用する「分野ごとの景観形成ガイドラインの策定」が盛り込まれていることを踏まえ、16年3月30日付けで作成されたもの。
航路標識整備事業の中で景観形成に配慮していくための、(1)全国共通の基本方針と、(2)地域特性に応じて適用する参考的な概念をまとめている。
全国共通の基本方針としては、(一)国際的な勧告・指針に従った航路標識としての機能の確保、(二)「航路標識施設基準」、「航路標識構造物設計基準」などの既存基準の遵守と、灯台施設調査委員会・灯台施設保全委員会などでの景観に関わる調査事項、答申事項への留意−−などが示されている。
一方、地域特性に応じて適用する参考的な概念としては、(A)観光資源として価値の高い灯台周辺を自治体と連携してレジャーの場として機能させる「岬のオアシス構想」、(B)地方自治体が整備した展望塔に航路標識機能をもたせたり、地域のシンボルを利用する「航路標識のデザイン化」が説明されている。【海上保安庁】