第５５回全国植樹祭で天皇陛下がお言葉「森林管理に国民各層の協力必要」

　天皇・皇后両陛下は平成１６年４月２５日に宮崎県西都市の特別史跡公園西都原古墳群で開催された第５５回全国植樹祭にご出席され、天皇陛下がお言葉を述べられた。
　お言葉は山村地域の過疎化，高齢化の中で森林を活力に満ちた状態に保つために、間伐などの管理を継続していくことの大切さ、そのために国民各層からの幅広い協力が必要であることを訴えられた。
　また、開催地の宮崎県の森林率が７６パーセントと高いこと、スギの素材生産量が全国１位であることにも言及されている。
　全国植樹祭は国土緑化運動の中心行事として、昭和２５年以来毎年実施されているイベント。国民の森林に対する愛情、森林資源確保、国土保全、環境保全を促すことを目的として、天皇皇后両陛下のお手植えをはじめ、全国からの参加者による記念植樹が行なわれている。【宮内庁】