「無電柱化推進計画」が決定　２０年度までの整備目標盛り込む

【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2004.04.14 【情報源】国土交通省／2004.04.14 発表

　国土交通省と電線地中化問題の関係省庁・関係事業者が参加する「無電柱化推進検討会議」が平成１６年４月１４日に開かれ、「無電柱化推進計画」の内容が決定された。
　この「計画」は、コスト縮減のための手法、工事手法の方向性を示すとともに、１６年度から２０年度までの５年間の整備目標として、（１）市街地幹線道路の無電柱化率を９％から１７％に引き上げること、（２）政令指定都市や都道府県所在地などの大都市については無電柱化率を４８％から５８％に向上させること、（３）歴史的街並み保存地区など電線地中化を面的に整備すべき地区の約７割で無電柱化に着手すること−−などの内容を定めた。
　また実施個所選定にあたっては、１５年３月策定の「電線類地中化の着実な推進に向けた基本方針」１５年８月策定の「無電柱化推進計画骨子」に沿って、道路管理者と電線管理者が各地方の実施箇所を協議していくとの体制が示されている。
　国土交通省では電線地中化を進めると、景観の向上や災害時の被害軽減、歩行者や自転車、車いすに優しいみちづくりへの寄与−−などの効果があるとしている。【国土交通省】