一般財団法人環境イノベーション情報機構
残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約採択される
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2001.05.24 【情報源】環境省/2001.05.22 発表
残留性有機汚染物質(POPs)に関するストックホルム条約(通称POPs条約)を採択するための外交会議が、2001年5月22日から23日までスウェーデンのストックホルムで開催され、現地時間で22日16時30分にPOPs条約が採択された。POPs条約は、環境中での残留性が高いPCB、DDT等の12種類の化学物質を対象に、製造・使用の禁止、排出の削減などの措置を取り決め、これらの化学物質による地球環境汚染を防止を目指すもの。昨年12月にヨハネスブルグで開催された第5回政府間交渉会議で内容が合意されており、今回正式に採択の運びとなった。
また、この条約は2000年10月に開催された第3回化学物質の安全性に関する政府間フォーラムで、2004年までの発効を目指すことが確認されており、環境省としても日本国内での対応措置を早急に検討し、早期締結を目指す予定。 【環境省】