１６年３月２２日から５月まで「モーダルシフト促進キャンペーン」実施へ

　国土交通省は「モーダルシフト等促進協議会」が設置される１６年３月２２日から５月まで、「モーダルシフト促進キャンペーン」を実施することにした。
　モーダルシフトとは自動車による輸送から、より二酸化炭素排出量が少ない船舶や鉄道への輸送へ輸送手段を転換していくこと。
　１トンの貨物を１キロメートル運ぶ場合に、鉄道利用では８７％、海運利用なら７５％もＣＯ２排出量を削減でき、京都議定書の削減目標を達成するための対策・施策をとりまとめた「地球温暖化対策推進大綱」ではモーダルシフトの推進で、４４０万トン分のＣＯ２排出削減を目標にしている。
　今回のキャンペーンでは、キャンペーンの統一ロゴマークを定め、政府広報、ポスター、リーフレット、４月５日に開催する「モーダルシフト促進シンポジウム」や、地方運輸局が開くモーダルシフト説明会などを通じ、モーダルシフトの意義を一般にＰＲしていく予定。【国土交通省】