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環境ニュース[国内]

非遺伝子組換え微生物を使ったトリクロロエチレン汚染土壌浄化技術の工業化計画に対し意見募集開始

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2004.03.08 【情報源】経済産業省/2004.03.05 発表

 経済産業省は、事業者から申請された、遺伝子を組換えてない微生物を使ったバイオオーグメンテーション(生物を外界から導入して行う生物的環境修復)によるトリクロロエチレン汚染土壌浄化の工業化計画について、産業構造審議会の組換えDNA技術小委員会と「第2種利用(開放系での利用)技術ワーキンググループ」の意見を踏まえ、計画が組換えDNA技術(注1)に適合しているとの判断内容を明らかにし、この判断を含めた工業化計画について、意見募集を実施することにした。
 この計画は、全国のトリクロロエチレン汚染土壌に適用されるもので、汚染土をトリクロロエチレン分解能をもつ細菌(Janibacter sp.に属する細菌の非組換え生細胞)を使い分解・浄化するもの。
 (1)ヒトや生態系に対する影響、使用する非組換え生細胞の環境中での生残性、増殖性、毒性物質の生成・残留可能性、(2)安全管理体制、(3)偶発的事故対策−−などの項目を判断した結果、計画の実施を適当であると認めている。
 意見は平成16年4月5日まで、郵送、FAX、電子メールで受付けている。

(注1)経済産業省は遺伝子を組換えてない微生物を使った生物的環境修復についても組換えDNA技術工業化指針を準用して安全性確保対策を実施している。【経済産業省】

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