１５年１２月分の総需要電力量、１４年１２月と比べ１．６％減に

　資源エネルギー庁は、平成１５年１２月分の日本の総需要電力量速報値を１６年２月２０日付けで発表した。
　１５年１２月の総需要電力量は７９０億ｋＷｈで１４年１１月と比べ１．６％減少した。
　減少の原因の１つは１１月から１２月にかけての気温が高めだったこと。暖房需要が減り、一般家庭で使用された電力量が前年同月比３．６％減の２０８億ｋＷｈとなったほか、オフィスビルなどの業務用需要の電力量も前年同月比２．０％減の１２６億ｋＷｈとなった。
　一方産業用大口電力需要では、機械器具製造業の需要が工業生産増加により増えたほか、食料品製造業や非鉄金属製造業でも前年を上回り、全体では前年同月比０．２％増と４か月連続で前年実績を上回った。【資源エネルギー庁】