一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本製OFケーブルからの微量PCB検出で、経産省がメーカー各社に協力要請
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2004.02.18 【情報源】経済産業省/2004.02.17 発表
経済産業省は平成16年2月17日、日本のメーカー6社が製造したOFケーブル(絶縁油を用いる地中送電線)設備のケーブル絶縁油から微量のPCB検出されたことが、OFケーブルメーカー9社(注1)の報告で判明したと発表した。メーカー側の報告によると、混入はPCBが規制されていなかった昭和50年以前に受け入れたOFケーブル用の鉱油が要因になっていると推定されており、対策としてメーカー各社は全ユーザーに対し、PCBが混入したOFケーブル設備の取り扱いに関する技術情報や、分析機関の情報開示を積極的に行うとしている。
なお経済産業省としては環境省と共同して開催している「低濃度PCB汚染物対策検討委員会」でこの件の対応を検討するとし、OFケーブルメーカー各社にメーカーが保有している知見・データを同委員会に開示するよう協力要請を行った。
(注1)これまでOFケーブル設備を製造・施工していた6社と6社間の事業統合に伴い設立された新会社3社で計9社。【経済産業省】