一般財団法人環境イノベーション情報機構
WHOのアセトアルデヒド室内濃度指針値の間違い発覚で、住宅性能表示制度による測定一時除外へ
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2004.02.04 【情報源】国土交通省/2004.02.03 発表
国土交通省は平成16年2月3日、「日本住宅性能表示基準」と「評価方法基準」の変更案を公表し、この案について16年3月3日まで意見募集を行うことにした。この変更は15年11月に、世界保健機構(WHO)の空気質ガイドラインでアセトアルデヒド室内許容濃度値とされていた1立方メートルあたり50μg(約0.03ppm)という値が1立方メートルあたり300μg(約0.17ppm)の間違いだったことが判明したことを受け、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく住宅性能表示制度で、濃度を測定しなくてはならないとされている室内空気中化学物質のリストからアセトアルデヒドを一時的に除外するためのもの。
なおWHO指針値の訂正に伴い、厚生労働省でも室内空気汚染物質としてのアセトアルデヒド指針値再検討の準備に入ったところ。【国土交通省】