一般財団法人環境イノベーション情報機構
秩父羊山公園周辺での渋滞対策プログラムをTDM実証実験として認定
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2004.02.02 【情報源】国土交通省/2004.02.02 発表
交通需要マネジメント(TDM)についての15年度実証実験実施計画第2次公募を実施していた警察庁と国土交通省は平成16年2月2日に、1件の実施計画を認定した。この実証実験の制度は、都市圏の公共交通の利用促進や物流効率化などのTDMを充実することを目的に13年度に創設されたもの。認定を受けた実証実験については、都道府県警察本部、地方整備局、地方運輸局が連携して支援し、参加事業者が負担する経費の一部を補助するほか、都市圏交通円滑化総合計画の策定にあたって、この実証実験の成果を活用することになっている。
今回認定されたのは埼玉県秩父市・秩父羊山公園周辺での渋滞対策プログラム。同公園周辺で芝桜開花時を中心に発生する渋滞解消のため、市街地周辺部の臨時駐車場と公園までの無料シャトルバス運行をセットにしたパークアンドバスライド(注1)や、公園内・アクセス道路でのマイカー規制、鉄道駅からの無料シャトルバスの運行による鉄道利用促進施策を実施する予定。
なお今回の1件、昨年度から継続実施中の14件、15年7月に認定された3件と合わせ、と15年度は全国で計18件のTDM実証実験が行われることになった。
(注1)バス停車場そばの駐車場に自家用車を駐車させ、バスに乗り換えさせる仕組み。【国土交通省】