新自動車燃費性能公表制度案への意見募集結果を公表

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2004.01.27 【情報源】国土交通省／2004.01.27 発表

　国土交通省は平成１５年１２月１２日から１６年１月９日まで実施していた、新自動車燃費性能公表制度案への意見募集結果をまとめ、１６年１月２７日に公表した。
　新制度案は省エネルギー法に基づく燃費基準達成車や燃費基準を５％以上上回る超低燃費車の公表を行うもので、インターネットや冊子を通じ一般に車名や型式などの情報を提供するほか、該当する自動車の車体には、低燃費車であること表示するステッカーを貼付するとしている。
　なお期間中寄せられた意見は９件。意見には例えば、「現行自動車に燃費基準を１０〜３０％以上上回っている車種もあるため、１０％以上基準達成、２０％以上基準達成、３０％以上基準達成という区切りでの公表も実施すべき」、「燃費基準の目標年度前に燃費基準達成車が多数派となった場合は、ステッカー未貼付車両が燃費基準不適合
車と誤解されるのではないか」といった内容があったが、前者の意見に対しては「現行自動車の燃費性能レベルと自動車メーカーの燃費向上技術開発・普及動向、排出ガス低減性能向上との両立を考え総合的に検討した結果、５％で線を引く公表種別を決めたもので、妥当と認識している」、後者の意見については「ステッカーに”平成２２年度燃費基準達成車”と明記すれば誤解は生じず、またそもそもこの公表制度は目標年度前に基準達成車を大量普及させることをめざしている」との国土交通省の見解が示された。【国土交通省】