一般財団法人環境イノベーション情報機構
仁摩温泉津道路・浜田三隅道路の環境アセス書に対し環境大臣意見を送付
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2004.01.20 【情報源】環境省/2004.01.19 発表
環境省は島根県の一般国道9号仁摩(にま)温泉津(ゆのつ)道路事業と浜田三隅道路事業の環境影響評価書に関する環境大臣意見をまとめ、平成16年1月19日付けで国土交通大臣に送付した。仁摩温泉津道路は島根県邇摩(にま)郡仁摩町から温泉津町までをつなぐ4車線延長11.3キロメートルの道路、一方、浜田三隅道路は同県浜田市から那賀郡三隅町までの4車線14.1キロメートルの道路。
今回の環境大臣意見は、環境影響評価書で事業区域付近で重要な猛禽類の営巣が確認されているのに、動植物種に対する具体的な環境保全措置が明記されてないこと、計画道路に連結する予定の道路が供用されない場合、周辺道路で道路交通騒音の影響が懸念されること−−を指摘。
(1)重要な動植物種ごとに具体的な保全措置の内容・効果を明らかにすること、(2)仁摩温泉津道路についてはミサゴとサシバ、浜田三隅道路についてはクマタカとミサゴの繁殖期を避けた施工を行うなどの措置を講じること、(3)連結予定の道路が供用されない場合の道路交通騒音を必要に応じて予測、評価すること−−を求めている。【環境省】