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環境ニュース[国内]

ITER計画閣僚級会合に内閣官房副長官と文科副大臣が出席へ

エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.12.19 【情報源】外務省/2003.12.19 発表

 日本政府は、2003年12月20日にワシントンで開催される予定のITER(イーター:国際熱核融合実験炉)計画に関する閣僚級会合に細田博之・内閣官房副長官と稲葉大和・文部科学副大臣を派遣することを決めた。
 ITERは重水素やトリチウム(三重水素)といった軽い元素の混合ガスを1億度以上の超高温のプラズマ(原子核から電子が離れる)状態にし、原子核を衝突させる核融合反応でエネルギーを発生させるトカマク型熱核融合実験装置のこと。二酸化炭素の発生が少ないエネルギー源として注目されている一方で、(1)トリチウムなどの放射性物質を内蔵すること、(2)これらの放射性物質を内蔵する機器に核融合反応に伴うかなりの量の熱・磁気エネルギーによる荷重が作用すること−−などの潜在的危険性を考慮する必要があるとされている。
 またITER計画は核融合エネルギーの科学的、技術的な実現可能性を実証することを目標とした国際共同プロジェクト。2001年11月以来、計画実現に向けたサイト選定や実施協定策定のための政府間交渉が続いており、サイト候補地として日本の青森県六ヶ所村、フランスのカダラッシュが立候補している。
 今回の閣僚級会議ではITER計画のサイト候補地の選定、資金貢献配分などの重要課題が議題となる予定。【外務省】

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