一般財団法人環境イノベーション情報機構
14年度ダイオキシン類常時監視結果を公表
【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2003.12.08 【情報源】環境省/2003.12.05 発表
環境省は都道府県知事・政令市長から環境大臣に報告された、平成14年度の大気、水質・土壌のダイオキシン類による汚染状況常時監視結果をまとめ、15年12月5日付けで公表した。公表内容によると14年度は大気で966地点、公共用水域水質で1,976地点、公共用水域底質で1,553地点、地下水質で1,310地点、土壌で3,300地点について調査が実施されていた。
このうち大気のダイオキシン類濃度平均値は1立方メートルあたり0.093pg−TEQ、地下水質の濃度平均値は1リットルあたり0.066pg−TEQ、土壌の濃度平均値は1グラムあたり3.8pg−TEQで、ぞれぞれ13年度の0.13pg−TEQ、0.074pg−TEQ、6.2pg−TEQより減少したほか、公共用水域水質の濃度平均値も1リットルあたり0.25pg−TEQと13年度のほぼ同レベルを保った。
一方で底質の濃度平均値は1グラムあたり11pg−TEQと13年度調査結果の8.5pg−TEQに比べ上昇。底質環境基準が施行された14年9月1日以降に調査した757地点のうち2.4%にあたる18地点で環境基準超過が確認されたことがわかった。【環境省】