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環境ニュース[国内]

亀井農水大臣第32回FAO総会円卓会議に参加

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2003.12.03 【情報源】農林水産省/2003.12.03 発表

 2003年12月2日、第32回国際連合食糧農業機(FAO)総会の円卓会議に出席した亀井農林水産大臣は、会議の席上、「日本はWTOの農業交渉で環境保全などの非貿易的関心事項に配慮した貿易ルールの確立を重要と考えている」と発言し、交渉での日本の立場を改めてアピールした。
 また「日本は途上国からの農産品輸入について特恵措置を拡充するとともに、ODAを通じ途上国で農業の持つ多面的機能維持・増進させるための社会資本整備、技術移転、人的資源の拡充を支援している」と途上国への貢献を強調した。
 この会議で米国や豪州などの農業輸出国は日本の主張とは反対に農産物市場の大幅自由化が途上国の発展に貢献すると主張。途上国自身は先進国の国内補助金や輸出補助金の大幅削減・撤廃が必要であると発言するなど、WTO交渉での主張の対立が繰り返された。
 なお議長国のイタリア・チリは「各国の意見が異なる部分もあるが、WTO農業交渉を再び軌道に載せるべきとの意思が示されたことは重要」と指摘。各国から要請のあった事項について、FAOや加盟国が協力して取り組んでいくことが必要」として会議を締めくくった。【農林水産省】

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