一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際森林専門家会議を木更津で開催 持続可能な伐採活動についての提言を採択
【地球環境 森林の減少】 【掲載日】2003.11.28 【情報源】林野庁/2003.11.26 発表
2003年11月21日に千葉県の木更津市で「アジア森林パートナーシップ(AFP)第3回実施促進会合」が開催されたことにあわせ、11月17日から20日まで、木更津市のかずさアカデミアホールなどで国際森林専門家会議「国別伐採実施規範の策定と実施」が開催された。この会議は、アジアの開発途上国で違法伐採などの不適切な伐採の改善が緊急課題となっている中で、各国の事情に応じた国別伐採実施規範の策定とその効果的な実施のために解決すべき課題の検討を行うもの。16か国、5国際機関の代表者や、内外の研究機関、NGO、森林・林業関係機関から計約150名が参加した。
会議は各国・機関の代表者から持続可能な伐採を進めるための取組について事例発表が行われたほか、適切な伐採実施規範の策定・実施に向けた課題やその対応策についてグループ討議が行われた。
また20日午後に開催された全体会議では、このグループ討議の結果を踏まえ、持続可能な伐採活動の効果的な定着・推進を図るための提言などを盛り込んだ「概要報告書」を採択し、参加各国の森林政策の指針として活用することになった。【林野庁】