一般財団法人環境イノベーション情報機構
美浜原発2号機でまた漏水 15年5月に続き
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.11.11 【情報源】原子力安全・保安院/2003.11.10 発表
調整運転中だった関西電力(株)美浜発電所2号機(加圧水型、定格電気出力50万キロワット)で平成15年11月9日、加圧器内の圧力を抑制するための配管の空気抜き用ライン(ベントライン)閉止栓にホウ酸の結晶がつき、その下から放射能を含んだ冷却水がしたたり落ちているのが監視カメラで確認された。このため関西電力は9日22時頃から原子炉を停止。必要な点検を行うことを決定し、原子力安全・保安院にも原子炉停止の報告を行った。
なおこの件では、運転のための計測値に特に変わった点はなく、外部への放射性物質の影響はないという。
美浜原発2号機では15年5月にも漏水が発見され、伝熱管2か所に穴があいていたことが原因であったと報告されている。【原子力安全・保安院】