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環境ニュース[国内]

16原発に対する15年度第2回保安検査結果を発表 

エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.11.07 【情報源】原子力安全・保安院/2003.11.06 発表

 原子力安全・保安院は平成15年8月から9月にかけて国内の16原子力発電所で実施した15年度第2回保安検査の結果を15年11月6日付けで発表した。
 立入り検査、物件検査、関係者質問の範囲では、16原発いずれについても保安規定に違反する事項は認められず、運転管理状況の記録確認、原子炉施設巡視、定期自主検査等への立会いの結果でも、運転管理状況について、特に問題は発見されなかった。
 ただし保安規定に違反しないものの、改善が必要とされた指摘事項が2件あった。
 1つは女川原発の周辺監視区域柵の管理に関する指摘。同原発では倒木により周辺監視区域柵の一部が破損していたほか、「周辺監視区域管理要領書」で規定された柵のパトロールを委託機関が一部区間で実施していなかったのに、発電所側ではその事実に気付いていなかったことが今回の検査で判明。改善が指摘された。
 もう1つの指摘は福島第一原発5号機の原子炉加熱・圧力上昇時の制御棒操作に関するもの。起動手順書に従って実施されていない操作があったことが明らかになり、一連のひび隠し事件の再発防止対策の1つとしてあげられている「ルール遵守の再徹底」への重大な違反になるとされたが、一方で、手順書に定めた内容を遵守しなくても安全確保上、実質的には問題がない操作方法であったことから、手順書で定めた操作方法の妥当性についても改めて検討するよう指摘がなされた。【原子力安全・保安院】

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