日本政府、第５８回国連総会第２委員会に「持続可能な開発のための教育の１０年」活動決議案を提出

　日本政府はニューヨーク時間の２００３年１０月２７日、第５８回国連総会の第２委員会に「国連持続可能な開発のための教育の１０年」に関する決議案を提出した。
　この決議案は２００２年の第５７回国連総会で日本政府が提案し、満場一致で採択された「国連持続可能な開発のための教育の１０年」決議案に基づく活動について、主な担当機関に指名されたユネスコ事務局と調整を行った上で具体的な提案を示したもの。
　（１）ユネスコが詳細な国際実施計画の策定を要請すること、（２）「持続可能な開発のための教育」の定義付けを行うこと、（３）各国政府が２００５年までに「持続可能な開発のための教育」のための戦略・プログラムに盛り込むこと、（４）あらゆる関係者の連携を強化すること－－などが主な内容だ。
　なお日本政府は今後各国に共同提案を行うよう募った上、国連総会第２委員会で決議案の採択を目指す方針。【外務省】