第４７回ＩＡＥＡ総会、持続可能な開発に関する活動継続など１５本の決議を採択

　２００３年９月１５日から１９日までの間、オーストリアのウィーンで第４７回国際原子力機関（ＩＡＥＡ）総会が開催された。
　今回の総会では在ウィーン国際機関代表部高須大使が総会議長に選出されたほか、１５本の決議のうち１４本が無投票で採択されるなど、スムーズに議事運営が行われた。
　採択された決議には北朝鮮の核兵器計画の廃棄を求める決議のほか、包括的保障措置（核物質が核兵器などに転用されていないことの検認）協定を締結していない全ての国に速やかな締結を求める決議、持続可能な開発分野でのＩＡＥＡの活動継続の必要性や革新炉およびこれに対応する核燃料サイクルの必要条件検討にあたってＩＡＥＡが果たしうる役割を強調する決議などが含まれている。【外務省】