景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン案への意見募集開始

【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2003.10.15 【情報源】国土交通省／2003.10.14 発表

　国土交通省の「景観に配慮した防護柵推進検討委員会」は平成１５年１０月１４日までに「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」案をまとめ、この案について１５年１１月２８日まで意見募集を行うことにした。
　この案は防護策の景観配慮の基本理念として、（１）植樹帯などでの代替も含め防護柵設置の必要性を十分に検討する、（２）形状は防護柵本来の目的に沿った合理的なものとする、（３）周辺の風景と柵が違和感なく融和する形状・色彩の工夫を行う、（４）近接する道路施設との調和を図る、（５）歩行者に危害を及ぼすことのない形状とする−−の５点を設定。
　また実際のデザインの具体的な方針として、（１）市街地、田園、海岸などそれぞれの地域の景観特性に応じた色彩基準を定める、（２）一般的な鋼製防護柵の基本色はガードパイプがこげ茶色、ガードレールは薄灰茶色とし、海岸などでは乳白色、歴史的街並みでは濃灰色などを基本色の候補とする、（３）今後実際に試行を行った上で基本色
の標準マンセル値（色を色相　明度／彩度で表した値で色を表現する際に広く使われている）を決定する−−などの内容が示されている。【国土交通省】