一般財団法人環境イノベーション情報機構
10月4日は「都市景観の日」 美しい国づくりに向けシンポ開催
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2003.10.03 【情報源】国土交通省/2003.10.01 発表
国土交通省では10月4日の都市景観の日に、「都市景観の日」中央行事を東京・千代田区の科学技術館「サイエンスホール」で開催し、都市景観大賞「美しいまちなみ賞」の表彰、「美しい国づくりの実現に向けて−新たな都市景観制度の創設」をテーマとしたシンポジウムなどを行う。「都市景観の日」は良好な都市景観の形成に対する市民意識の啓発を目的に平成2年度に定められており、今年で14年目を迎える。
「美しいまちなみ大賞」は行政と民間が協力し、ハードとソフトを含めた総合的なまちなみづくりが行われている地域を積極的に評価しようとする制度で15年度は伝統町屋の景観を保全している岐阜県古川町の「古川町歴史的景観地区」、近代化遺産である赤煉瓦建造物群を中心にした景観づくりに取り組む京都府舞鶴市の「赤煉瓦みなと地区」、官民一体で歴史的なまちなみ保存を行っている長崎県島原市の「島原武家屋敷街地区」−−の3地区が大賞を受賞した。
またシンポジウムでは中村良夫・東京工業大学名誉教授による基調講演、川越蔵の会の馬場弘さん、ドイツ建築家協会BDA会員のベッティーナ・ラングナー寺本さんらが参加するパネルディスカッションが行われる予定。
シンポジウムのタイトルの「美しい国づくりの実現に向けて−新たな都市景観制度の創設」は15年7月に発表した「美しい国づくり政策大綱」にちなんだもの。この大綱では今後国土交通省が景観基本法の制定に取り組むことを明示している。【国土交通省】