一般財団法人環境イノベーション情報機構
インドネシアから持ち込まれた金属スクラップコンテナから放射線検出
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2003.09.29 【情報源】文部科学省/2003.09.25 発表
平成15年9月25日 山口県光市の、新日本製鐵(株)光製鐵所内に置かれていた輸入金属スクラップコンテナから放射線が検出されたとの連絡が文部科学省にあった。このコンテナは15年9月12日にインドネシアから徳山港に入港したもので、スクラップ業者が新日本製鐵光製鐵所に納入する際の検査で、コンテナ表面から50センチの位置で1時間あたり最大30マイクロシーベルトを超えた放射線が検出された。
なお同日中に関西地区の測定専門機関が詳しい分析をした結果では、放射線量はコンテナ表面から1メートルの位置で1時間あたり60マイクロシーベルトにのぼり、放射線源はセシウム137、放射能量は3.7ギガベクレル以下程度と推定された。
コンテナ中の放射線源は9月26日に文部科学省から派遣された放射線検査官の立ち会いの下しゃへい容器へ収納の上、輸出元に返還するか、アイソトープ協会で処理を行う方針。
文部科学省によれば、この件では一般環境への影響はなく、従業員の被ばくもなかったという。
【文部科学省】