廃棄物処理法施行令改正案への意見募集結果を公表

【ごみ･リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2003.09.22 【情報源】環境省／2003.09.22 発表

　環境省は、平成１５年８月６日から９月２日まで実施していた「廃棄物の処理及び清掃に関する法律（廃棄物処理法）」施行令改正案への意見募集結果をまとめ、寄せられた意見の内容とこれに対する同省としての考え方を１５年９月２２日に公表した。
　今回の施行令改正案は、１５年６月に成立・公布された廃棄物処理法の改正内容のうち、１２月１日から施行される部分に関する規定を整備したもの。（１）事業者が一般廃棄物の運搬・処理を他人に委託する場合の基準、（２）５年間は廃棄物処理業・廃棄物処理施設の設置許可申請が不可能になる欠格要件の該当者についての規定、（３）廃棄物広域的処理の認定手続、（４）産業廃棄物の中間処理施設での保管上限の計算方法−−などが主な内容。
　なお意見募集期間中に、１９通の意見が寄せられた。
　意見には例えば、「事業者が一般廃棄物の運搬・処分を他人に委託する場合の契約書面の内容を産業廃棄物の委託基準のように具体的に定めるべき」といった内容があった。これに対して環境省としては「事業者による一般廃棄物の委託は一般廃棄物処理計画に従って計画的に行われているそれぞれの区域の一般廃棄物処理の一環であり、事業者からの排出量も産業廃棄物の排出事業者と比べて一般的に少ないことなどにかんがみ、今回の改正では書面契約の細かい規制事項を定めない」との考え方を示している。
【環境省】