今後１００年を見通した国土づくり提案に寄せられた意見を公表

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2003.08.25 【情報源】国土交通省／2003.08.25 発表

　国土交通省は、同省若手・中堅職員による作業部会が今後１００年を見通した国土づくりのグランドデザインとしてまとめた２１提案への意見募集結果を公表した。
　このグランドデザイン作成は、人口減少・高齢化社会の到来、地球環境問題の深刻化など、今後１００年の日本の課題を踏まえながら、将来どのような国土、社会を実現しようとしているのか明確なイメージとして提示し、国土づくりについての議論を喚起することを目的としたもの。「世界を惹きつける日本」、「持続可能な社会システムへの転換」、「多様なライフスタイルの実現」の３つのテーマに沿って２１の提案がまとめられた。
　なお１５年４月４日から７月３１日までの募集期間中に寄せられた意見は１１９件。このうち「多様なライフスタイルの実現」についての意見が７２件、「持続可能な社会システムへの転換」についての意見が２６件、「世界を惹きつける日本」についての意見が１４件、グランドデザイン全般に関するものが２０件あった。
　中には、平安京の外縁を現代の京都の緑の空間として再生させた上で、平安京の庭園・造園文化に根ざした新しい緑地空間をつくる「１００年後の国づくり−京都編」を逆提案した大学生グループの意見も含まれていた。
なお国土交通省では今後も引き続き、この２１提案への意見募集を受け付ける方針。【国土交通省】