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環境ニュース[国内]

16年度予算で森林ボランティアに財政支援へ 林野庁がボランティア団体との意見交換会で発言

環境一般 市民活動】 【掲載日】2003.08.12 【情報源】林野庁/2003.08.11 発表

 林野庁は平成15年8月8日に農林水産省内会議室で森林ボランティア団体9団体との意見交換会を開催した。
 この意見交換会は「地球温暖化防止森林吸収源10か年対策」の一環として国民参加の森林づくりを推進するため、「行政が市民レベルの取組みとどのように連携していくか」をテーマとしたもの。
 会議の中では「森林ボランティアは森林についての国民の理解者を増やすコーディネート役である」との声を踏まえ、「林業労働力の補填として考えるのは課題がある」との指摘があったほか、ボランティア自身の目的意識を明確化するために「森林の状況、森林作りのたいへんさを都市側に伝えるという宿題を持たせるよう工夫すべき」との意見も出た。
 一方、「小学校の教育の一環であるにもかかわらず、NPO側で現場までのバス代などを負担しており、運営経費の制約から活動を制限せざるを得なくなっている」、「保険料、燃料費、機械運搬などの経費がかかり支援があればたいへん助かる」など、ボランティア団体運営の上で財政的な困難さを指摘する声や資金的支援を求める声も数多くあがった。
 なお林野庁では、これらの意見を踏まえ、森林ボランティア活動について、「森林に対する理解を高める、生活に木材を取り入れるといった考えにつながっている活動で、林業労働者の仕事の代替ではない。ただし厳しい状況にある林業労働者に元気を与えている」との見解を示した。また財政上の支援についても「16年度予算の中で、しっか
りしたNPOが活用できるものを考えてみたい」と述べた。【林野庁】

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