一般財団法人環境イノベーション情報機構
バイオ・エタノールの導入普及施策を検討する「推進会議」を設置
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2003.07.25 【情報源】環境省/2003.07.25 発表
環境省はバイオマス起源のアルコール(バイオマス・エタノール)など再生可能燃料の導入普及施策に関する検討を行うため、地球環境局長の私的諮問機関として「再生可能燃料利用推進会議」を設置。第1回の会議を平成15年7月30日に開催することにした。植物バイオマスの燃焼時に放出されるCO2は、光合成により大気中から植物が吸収したCO2の再放出であることから、IPCCガイドラインに基づきCO2排出量の計算に含めないことになっており、その利用は地球温暖化対策としても有効だ。
同推進会議ではバイオマス・エタノールなど再生可能燃料の(1)導入普及関連情報の収集・整理、(2)導入普及進捗状況の評価、(3)追加的に取り組むべき関連施策の検討・助言、(4)利用拡大計画の検討−ーなどを行う予定。
なお環境省では14年度に「中核的温暖化対策技術検討会」で自動車や業務用ボイラーの燃料としてバイオエタノールを利用することについて普及シナリオの検討を行ったほか、15年度からは環境省が石油特別会計の一部を経済産業省と共管することになったことに伴い、同会計に再生可能燃料関連の技術の導入普及を支援するための補助制度を創設、普及促進に力を入れている。【環境省】