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環境ニュース[国内]

WTO貿易と環境委員会で違法伐採対策を議論

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2003.07.16 【情報源】林野庁/2003.07.15 発表

 2003年7月7日、スイス・ジュネーブのWTO本部でWTO貿易と環境委員会(CTE)通常会合が開催された。
 今回の会合で日本は、インドネシアと協力して違法伐採木材と合法伐採木材の峻別メカニズムを構築し、違法伐採木材の流通・輸出規制措置を検討していると発表。また他の地域でも日インドネシア間の協力と同様の取組みを促進させ、地球規模での持続可能な森林経営に貢献していきたいとした。
 なおこの発表についてブラジルは「違法伐採問題は国際熱帯木材機関(ITTO)、国連森林フォーラム(UNFF)などの森林・林業を主テーマにした国際機関で取り扱うべき」とコメント。またマレーシアも「違法伐採問題に対しては2国間、地域、国際機関で対処すべきで、違法伐採の原因となっている貧困問題にもついても考えるべきだ」と発言した。
 日本はこれらのコメントに対し、「発表はWTOで違法伐採木材に関する貿易面での貢献を探求していこうという考えに基づいて行ったもの」と強調。「WTO以外の国際機関で違法伐採対策について議論することや、違法伐採対策が基本的に各国の国内政策の問題であることを否定するつもりはない」と釈明した。【林野庁】

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