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環境ニュース[国内]

FRP廃船のリユース・リサイクル技術開発事業 14年度実施状況報告書まとまる

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.07.03 【情報源】国土交通省/2003.07.02 発表

 平成15年6月27日に開催された国土交通省の「FRP(繊維強化プラスチック)廃船高度リサイクルシステム構築推進委員会」で、「FRP廃船高度リサイクルシステム構築プロジェクト」の14年度の事業実施結果報告書がまとめられた。
 FRP廃船は破砕が難しく、処理費用が高いことから海洋投棄や放置艇の沈廃船化などの問題が近年顕著になっている。このため同省では12年度からFRP廃船のリユースリサイクルを進めるための「FRP廃船高度リサイクルシステム構築プロジェクト」を進めてきた。
 14年度はリサイクル技術について、(1)FRP破砕片をセメント原材料としてリサイクルするための試験用装置やプラント技術の開発、(2)開発した装置を使ってのFRP廃船収集からセメントへのリサイクルまでの総合的な実証実験、(3)実証試験の実績にもとづいたコスト試算、(4)セメント以外へのリサイクル方法の可能性を調べるためのガス化溶融試験−−などを実施。
 一方リユース技術については、(1)リユース可能な標準化船の開発と安全性評価の実施、(2)ブロック化技術や接合技術の開発と強度試験の実施、(3)FRP船の劣化診断技術の研究−−が進められた。
 また、リサイクルシステムを事業化する際の関係者の役割分担、費用負担、費用徴収方法を検討するための調査も実施され、リサイクルシステム事業化に向けた課題の整理・分析が行われた。【国土交通省】

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