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環境ニュース[国内]

今後の環境カウンセラー制度の方向性示す報告書まとまる

環境学習 カウンセラ/指導者】 【掲載日】2003.06.30 【情報源】環境省/2003.06.30 発表

 環境カウンセラー登録制度見直しのために設置された環境省の「環境カウンセラー登録制度に係る検討会」は平成15年6月30日までに、今後の環境カウンセラー制度の方向性を示す報告書をまとめ公表した。
 環境カウンセラー登録制度は、環境保全活動に関する専門的な知識や豊富な経験を持つ人材で環境省の実施する書面・面接審査に合格した人を、環境保全活動についての助言ができる「環境カウンセラー」として登録・公表する制度。平成8年度の制度開始以来、毎年1回登録希望者を募集・審査しており、現在、登録者は現在3,097人にのぼるが、制度創設から7年を経過し当初予想されなかった課題が出てきているため、今回見直しが検討されていた。
 報告書は現在のカウンセラー登録制度の問題点として、(1)制度や活動内容についての知名度の低さ、(2)助言の場・機会の不足、(3)活動状況把握・実績評価の仕組みの欠如、(4)活動のための資質・能力を向上させる仕組みの不足−−の4点を指摘。
 これらの問題点を解決するため、(1)制度や個々のカウンセラーのPR、(2)環境省が行う事業での制度活用と学校・教育委員会・自治体などへの活用の働きかけ、(3)活動実績報告書による活動状況の把握と積極的な公表、(4)研修の充実とカウンセラー同士の交流促進−−などの措置が提案された。【環境省】

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