一般財団法人環境イノベーション情報機構
全国139地点の農用地でのダイオキシン類濃度調査 環境基準値超過事例はなし
【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2003.06.27 【情報源】環境省/2003.06.27 発表
環境省と農林水産省は、平成14年度に実施した農用地土壌と農作物中のダイオキシン類濃度の実態調査の結果をとりまとめた。この調査は全国130地点を選定し、原則として農用地土壌とそこで栽培されている農作物を組み合わせてダイオキシン類濃度を調査した。また農作物については比較のために、同一地区でもう1つ調査地点を確保し、同種作物の検体を採取した。
調査の結果、農用地土壌のダイオキシン類濃度は試料1gあたり0.0017〜200pg−TEQの範囲で検出され、130の調査地点すべてが環境基準値(1グラムあたり1,000pg−TEQ)を下回る結果となった。
この数値は平成11〜13年度の実態調査結果とほぼ同程度の水準。
また農作物全228検体中のダイオキシン類濃度は、0〜1.19pg−TEQ/g−wetの範囲で検出され、こちらも平成11〜13年度の実態調査と同程度の値にとどまっていた。【環境省】