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環境ニュース[国内]

緑化推進で日平均気温0.3℃低下 東京都心部での予測研究の結果

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2003.06.25 【情報源】国土交通省/2003.06.25 発表

 国土交通省は東京都心部の10キロメートル四方の範囲で緑地保全や緑化を進めた場合のヒートアイランド緩和効果の予測研究の結果をまとめ、平成15年6月25日付けで公表した。
 研究は東京都心部の10キロメートル四方の範囲を対象に、この地域の気象データや樹木・水面の状況、建物の分布などを細かく数値化・図化し、さらに都市公園の整備や河川沿いの緑化、屋上緑化、壁面緑化など、地域の実情にあった緑化を可能な限り進めた場合を想定し予測を行った。
 なお予測の結果、地域全体の緑被率は現在の27.3%から39.5%に上昇。ヒートアイランド緩和についても、(1)日平均気温、日最高気温、日最低気温がすべて平均0.3℃低下、(2)最低気温が25℃以上となる熱帯夜が平均0.3時間減少、(3)中央区の面積に匹敵する約972ヘクタールの地域で熱帯夜が解消、(4)約276ヘクタールの地域で最高気温30℃以上となる真夏日が解消−−などの効果が見込めたという。【国土交通省】

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