一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本原子力研究所東海研究所の減容処理棟で火災が発生
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.06.17 【情報源】文部科学省/2003.06.11 発表
平成15年6月11日14時30分頃、茨城県東海村にある日本原子力研究所東海研究所減容処理棟の金属廃棄物を溶融して減容化する設備で、試験用に溶融していた鉄溶融物が床にこぼれ、周辺のケーブル類に接触、火災が発生する事故があった。この火災は作業員の早急な消火活動で消し止められ、15時10分には東海村消防も鎮火を確認した。
なお、こぼれた鉄溶融物は試験用の放射性物質を含まないものであったため、この火災での環境への影響、従業員の被ばく・負傷ともなかったという。
火災の原因は調査中。また同研究所を監督する文部科学省も原子力保安検査官を派遣し、この火災についての状況確認を行っている。【文部科学省】