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環境ニュース[国内]

太田農水副大臣がWTO非農産品市場アクセス交渉グループ議長と会談

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2003.05.26 【情報源】農林水産省/2003.05.23 発表

 2003年5月22日、スイス・ジュネーブで太田・農林水産副大臣とジラール・WTO非農産品市場アクセス交渉グループ議長との会談が行われた。
 会談の内容は5月16日付けで加盟国・地域に提示されたWTO非農産品市場アクセス交渉のモダリティ(各国共通に適用される基準)要素議長案について。この議長案はすべての品目で関税引き下げを行うとした、貿易自由化重視の内容だった。
 太田副大臣からは「議長案は日本が林水産物資源の保存管理と持続的利用の観点から求めている品目ごとの柔軟な関税設定と相容れず、日本の関係者に大変な衝撃をもたらした。(水産分野で)自由化を促進すれば、結果的に資源が枯渇し貿易拡大にもつながらない。将来世代に責任を持って水産物供給を行うため、資源の持続的利用の観点は不可欠。貿易自由化がこうした取組みを損なってはならない」との意見を提示した。
 なおこれに対しジラール議長からは、「案に各国が満足していないことは承知しているが、問題点は明らかになったと考えている。最終的にモダリティの内容を決定するのは加盟国なので、日本がリーダーシップをとって交渉をまとめることを期待している」と回答。
 その後太田副大臣とジラール議長はさまざまなレベルで意見交換を継続していくことが有用であるとの認識で一致した。【水産庁,林野庁】

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