一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、禁止可塑剤の代謝物が子ども・若者の尿の92%で検出
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2026.03.19 【情報源】/2026.02.17 発表
ドイツ連邦環境庁(UBA)は、子どもや若者の尿サンプルの92%から、禁止された可塑剤に由来する代謝物モノ-n-ヘキシル・フタレート(MnHexP)が検出されたと発表した。調査は2025年4月から7月にかけて実施された。
MnHexPはフタル酸ジ-n-ヘキシル(DnHexP)の分解生成物で、同物質は生殖毒性のためEUでは使用が認められていない。
今回、6歳から17歳の259人の尿サンプルを分析したところ238件で検出され、うち2件はヒトバイオモニタリング(HBM)委員会が定めた基準値(60µg/L)を超えていた。
汚染の原因としては、日焼け止めに使われる紫外線吸収剤の製造過程で可塑剤DnHexPが生じることが指摘されている。
EUでは2027年以降、日焼け止め中のDnHexPの含有量を厳しく制限する規制が導入される予定である。
ドイツ連邦環境庁は回避可能な汚染源の排除が重要だとする一方で、皮膚がん予防のため日焼け止めの使用は引き続き必要だとしている。
【ドイツ連邦環境庁】